大阪北部地震を契機とし、老朽化した園舎の建替えと同時に、幼稚園から幼稚園型認定こども園への更新を計画している。
園を運営しながらの工事となるため、現園庭に園舎を建設し、その後既存園舎を解体して園庭を整備する。駐車スペース確保のため、園庭の半分に平屋の駐車場を整備し、その屋上も園庭として活用することで、敷地の有効利用を図っている。
屋上園庭と園舎はブリッジで接続し、メインエントランスであるキリンの門から１・２階に配置した各保育室への動線分離を図ると共に、２階から直接園庭にアクセスできるようにすることで、屋内外の身体的及び心理的距離を縮めるように計画している。
また、園の特徴の一つである年中泳げる温水プールは４階に配置し、連窓によって外観上にも特徴となるように計画している。